協栄生命保険

協栄生命保険は、協栄生命保険株式会社(きょうえいせいめいほけん)でかつて存在していた相互会社であり、 関西総局ビルにオフィスを構えていました。
しかし、2000年10月20日に 更生特例法を適用申請し破綻しました。 その後は、米国プルデンシャル社とスポンサー契約の後、ジブラルタ生命保険株式会社に社名を変えて組織変更を行って 2001年4月2日に業務を再開しています。
生命保険会社には「株式会社」と「相互会社」というのがあります。
「株式会社」は、株を発行することで資金調達できるメリットがある反面、社員、株主、お客様のことを考える必要がでてきます。 そのため、利益が出たら還元をしなくてはなりません。
「相互会社」とは、株式会社とは異なり株主がおらず、出資者の保険料でなりたっています。 ですので、保険料が余った場合や運用がうまくいき利益が大幅にでても保険料を払っている人に必要分だけ支払えばいいことになり、 生命保険会社側からみれば、相互会社の方が良いいいということになります。 現在の相互会社は、「日本生命」「第一生命」「明治安田生命」「住友生命」の大手4社です。 ただし、相互会社は資金を調達する術がない為、問題が発生すると資金の調達能力がないと破たんしてしまう可能性があります。 大手生命保険の会社で初めて株式化したのはT&Dホールディングス担っています。
協栄生命保険株式会社はかつて存在した日本の生命保険会社で、主なお客は自衛隊や学校の教職員でした。 経営破綻した協栄生命保険をジブラルタ生命保険株式会社へ引き継ぐ形で設立されたので、 ジブラルタ生命保険株式会社は400万件近い顧客も教職員、自衛官、商店主などの契約者が多くなっています。 ジブラルタ生命保険株式会社の資本金は500億円あり、総資産3兆6861億円となっています。

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協栄生命保険が経営破綻した背景

相互会社である協栄生命保険が破たんした背景には他の生命保険会社の同様から連鎖した破たんが原因です。
関西総局ビルにオフィスを構えていた、協栄生命保険ですが、千代田生命が2000年10月9日に破たんしたことにより、 契約者に動揺が広がりました。その影響が協栄生命保険にも押し寄せ、解約数が増えたことが経営破たんの原因になっています。 当時の負債総額は4兆5297億円で、現在のジブラルタ生命保険の総資産を上回っています。 その後、米国プルデンシャル社とスポンサー契約したことで、ジブラルタ生命保険株式会社となり、 2001年に業務を再開しました。
■千代田生命(2001年10月9日破綻)
バブル時代に積極的に行った融資の多額の不良債権により経営が悪化。負債総額は2兆9366億円。 アメリカン・インタ−ナショナル・グル−プ(AIG)とスポンサ−契約したことで、 AIGスター生命保険株式会社に社名を変えて組織変更を行い、2001年4月20日に業務を開始しています。
■今までに破たん生命保険会社
日産保険、東邦保険、第百保険、大正保険、千代田保険、協栄保険、東京保険。 日本では、今までに1997年から2001年までの間に、7社が破たんしています。
■生命保険会社が万一破たんした場合
1.責任準備金が90%しか補償されません。
支払った金額のすべてが戻ってくることはなく減算されてます。 生命保険契約者保護機構というのがあり、責任準備金が90%までは補償するとなっているのですが、契約形態によっては、 責任準備金が90%を下回る場合もあります。
2.早期解約控除で減算がある。
破たん後、一定期間に解約すると減算率が高く、戻ってくる金額が少なくなります。 特に、破綻後の初年度は減算率が高いので以前破たんした千代田生命の場合には20%の減算になりました。 その後、数年すると減算の率は減っていきます。
ですので、生命保険会社を選ぶ場合には会社規模や資本力、経営状態をしっかりと見極める必要があります。